
前回の続きです(久しぶりになってしまいましたが)
語彙力や読解力と読書を結びつけた考え方はよく見られます。
今回の調査でも比較されていますね。
読解力は読書時間が1時間の層より30分の層が高い傾向にあるのが興味深いです。
語彙力や読解力をつけるために読書を無理くりさせるのかと言えばそれは違うのでしょう。
読むという行為が「ただ字面を追うだけ」になるのであれば語彙力や読解力に結びつくことはないです。
夏期の選択課題の様子からも読むという行為のハードルはなかなか高そうです。
私自身、もともと読書する方ではなかったので読まない生徒の気持ちは分かります(笑)
自身の経験則から言うと本を読むにはやはり、興味を持つことが必要なんだと思います。
前述したように「ただ字面を追うだけの読書」では得られるものもほとんどないでしょう。読書の過程で、読めない漢字を調べたり、語句の意味を調べたり、文脈を読み取りその場面を想像する等、文字と向き合うことで初めて何かしらを得ていきます。
このように文字と向き合うには興味を持ってもらうしかないかなと思います。勉強のためにと根気で読めるのであればそれで良いのですが。
本を読む生徒にどんな本を読むのかと聞いたらほぼ小説、特にラノベと返ってきますね。
一般小説より読みやすくストーリーも若者向けが多いということでしょう。
アニメを嗜む子どもたちは多いですし、その原作が小説にあるパターンもあり、これはお薦めしやすいですね。
何もいきなり語彙力や読解力に結びつける必要はありません。むしろそれは避けた方がいいように思います。日常的な読書で語彙力や読解力の成果が出るのは時間がかかります。まずは読むようになるところから始めたいですね。知識欲や好きな作品から初めて継続していくことが最初のステップとしてはいいのではないでしょうか。
ちなみに即効力を求めるのであれば、普段の学習で、となります。
問題に向き合い、言葉に向き合い、納得できるところまで考え抜いていくことができるのが理想ですね。
私の授業ではよく「どういうこと?」生徒に聞くのですが、もっと問題や言葉の意味に向き合って欲しいときに聞いています。生徒には負荷がかかりますが、ここは頑張りどころ。
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