ひかり塾BLOG

学校でゲーム

date.2019.06.05

「eスポーツ」という言葉を見かけるようになりました。

「e」って何だ?

調べてみたらエレクトロニック(electronic)の「e」みたいですね。

前に新聞でお隣の高校に「eスポーツ競技部」が設立されたと載っていました。ゲームを競技として活動するものです。

学校でゲーム。

部の設立に当たっては校内では強い反対意見もあったそうで、まぁそりゃそうだとは思うんですけど。



おそらく多くの人にとってゲームは「遊び」です。「競技」という捉え方への理解はかなり難しいんじゃないでしょうか。

放課後に汗を流したり、作品作りに勤しんだり、既存の部活のイメージからみても違和感はありますよね、放課後に学校でゲームをしている姿って。

高校もよく踏み切ったなと思います。



さて、こんな文面ですが私は特に反対しているわけではないです。むしろ面白いなぁと思っています。

きっと他の学校の生徒たちも「自分達もやりたい!」って思っていることでしょう。

そこで面白いのがこの部の設立が「新しいことに取り組みたいが反対者も多い。いかにして前に進むのかを生徒たちが考える機会になる」んだろうなというところです。

部の設立にはどこでも校内外からの強い反対意見があることでしょう。ここはぜひ部の設立を目指す生徒達が主体となって解決に取り組んでもらいたいですね。

「やりたいから○○先生お願いします」の先生任せでは部の活動も「競技」でなく「遊び」に留まってしまいそうです。

周りから「何故反対されるのか」を知り、「どこを押さえれば前に進めるのか」を考えていくことで活動の方向性も一定の理解を得られるものをつくっていくことになるでしょう。先生はあくまでその補助ぐらいがいいかと。



生徒達がここまでやって設立できるのであれば、その過程は彼らにとって社会に出たときにも役立つ財産になります。

だから、反対意見が強いであろう今がこの活動に取り組むのに最もいい時期なんじゃないでしょうか。

多くの学校が取り入れていくにつれ設立のハードルは下がりますからね。なかなかこんなチャンスありません。今が学びのいい機会だと思います。



塾生に「塾でやろう!」って言われたら絶対「えーっ!」って言いますけどね(笑)